バンコクのオフィス賃貸|賃料・初期費用・オフィス形態の選び方

バンコクでオフィスを選ぶときは、賃料だけでなく、保証金、前家賃、共益費、内装、通信、登記・税務で住所を使えるかまで確認します。候補物件を同じ条件で比較し、契約前に初期費用と月額費用を分けることが重要です。

制度・料金表示の確認日:2026年7月24日

先に結論:賃料相場は㎡単価だけで決めず、初期費用と住所条件まで比較します。

タイ投資委員会(BOI)の公開する典型費用例では、バンコクCBDの一般的なオフィス賃料は700THB/㎡/月とされています。ただし、実際の見積額はエリア、ビル等級、築年、駅距離、面積、内装、契約期間で変わります。海外窓口のオフィス手配サポートは10,000THB〜で、賃料、保証金、前家賃、物件実費、VAT等とは分けてご案内します。

バンコクのオフィス賃貸で確認する費用

同じ「月額賃料」でも、共益費や家具、会議室、電気、インターネットの扱いが異なります。月額費用、契約時の初期費用、退去時の費用を分けて比較します。

費用区分 主な内容 契約前の確認
月額賃料 専有面積・席数に応じた賃料 ㎡単価、面積の算定方法、VAT
共益費・設備費 共用部、空調、清掃、会議室等 賃料込みか、利用時間・回数
保証金・前家賃 契約開始時に預ける・支払う費用 月数、返還条件、控除条件
内装・家具・通信 工事、什器、電話、インターネット 原状、所有者、工期、追加工事
退去・原状回復 撤去、修繕、契約終了時の精算 通知期限、原状回復範囲
手配サポート 要件整理、候補確認、契約準備 海外窓口は10,000THB〜。物件費用等は別

BOIの公開値は典型費用の参考例です。現在の空室、見積書、契約書を優先してください。

比較条件をそろえる

通常オフィスの㎡単価と、家具・受付・会議室を含むサービスオフィスの席単価をそのまま比較することはできません。利用人数、必要面積、含まれる設備、契約期間、住所利用の可否をそろえてください。

4つのオフィス形態と向いている会社

形態 特徴 向いているケース 注意点
サービスオフィス 家具・受付・会議室等を利用しやすい 少人数、短納期、初期工事を抑えたい 追加席・会議室・住所利用の条件
レンタルオフィス 個室を比較的短い準備で利用 小規模チーム、増員前の拠点 契約主体、入退室、郵便対応
一般賃貸オフィス 面積・内装を自社要件に合わせやすい 中長期、人数が多い、独自設備が必要 保証金、工事、原状回復、工期
バーチャルオフィス 住所・郵便等を契約内容に応じ利用 常設席を必要としない初期検討 登記・VAT・銀行・許認可の適合性を個別確認
形態名だけでは判断できません

同じ名称でも契約範囲は施設ごとに異なります。法人名義で契約できるか、会社登記やVAT登録で住所を使えるか、貸主同意書や物件書類を受け取れるかを契約前に確認します。

バンコクのエリア選びは通勤・顧客・採用で決める

知名度だけでエリアを選ぶと、従業員の通勤や顧客訪問、物流、採用で負担が増える場合があります。次の3つの使い方から優先順位を決めます。

都心・鉄道アクセス重視

顧客訪問、採用、出張者の移動を重視する場合に検討します。駅からの徒歩動線、雨天時のアクセス、渋滞時間、駐車場を確認します。

工業団地・物流アクセス重視

工場、倉庫、空港、港への移動が多い場合は、都心の㎡単価だけでなく移動時間と車両動線を含めて比較します。

賃料・広さ重視

郊外を含めると候補面積が広がる場合があります。採用対象者の居住地、送迎、公共交通、周辺施設とのバランスを確認します。

小さく開始して拡張

初期はサービスオフィス等で始め、採用人数と業務が固まった段階で一般賃貸へ移る方法です。移転時の住所変更手続きも見込みます。

内見時の確認項目

  • 実際に使える面積、柱、共用部、増席可能数
  • 空調時間、休日利用、入退室、警備、停電対策
  • 電気容量、インターネット回線、電話、会議室
  • 駐車場、来客受付、荷物搬入、郵便・宅配対応
  • 契約期間、更新、途中解約、通知期限、原状回復
  • 法人登記・VAT・銀行・許認可に必要な物件書類

会社登記・VAT登録で確認する住所条件

会社住所として使う場合は、「登記利用可」という表示だけで判断せず、契約名義、住所表記、貸主の権限、物件書類の提供可否まで契約前に確認します。タイ歳入局のVAT登録案内では、案件に応じて賃貸借契約書または使用同意書、住所を示す資料、所在地図、写真等が確認対象になります。

契約前の5点チェック

  • 契約主体:設立予定または設立済みの会社名義で契約できるか。設立前契約の場合は名義変更や引継ぎ方法も確認する
  • 住所表記:部屋番号、階、建物名、道路、区・県まで、契約書と申請書類で同じ住所を使えるか
  • 使用承諾:会社登記、VAT、銀行、許認可等の目的を貸主・運営会社が認め、必要な同意書を出せるか
  • 物件証明:住所を示す資料、所有または賃貸権限を確認できる資料、転貸の場合の権限関係を提示できるか
  • 現地確認:所在地図、外観・室内写真、会社名表示、当局による確認等へ対応できるか
用途 契約前の確認 物件側へ確認する資料・対応
会社登記 会社名義、正確な住所、事業目的との整合 契約書・使用承諾、住所・権限関係の資料
VAT登録 事業場所としての利用と実体確認に対応できるか 契約または同意書、住所資料、地図・写真・会社名表示等
銀行・許認可 住所、事業実体、専用区画等の案件別要件 契約、郵便・来訪対応、必要時の追加証明
ビザ・労働許可 雇用会社、事業、実際の勤務地との整合 勤務場所を示す契約・写真等の案件別資料

上表は物件比較の確認軸です。必要書類と適合性は、契約形態、事業、当局、銀行、許認可の種類で変わります。各手続きの受理や承認を物件側が保証するものではありません。

住所変更の作業も予算化する

入居後に移転する場合は、会社登記、税務、銀行、社会保険、許認可、契約書、請求書、ウェブサイト等の住所変更が発生します。短期利用では、移転費用と社内工数も含めて比較してください。

物件探しから入居までの7ステップ

  1. 利用要件を決める

    人数、開始時期、面積、席数、会議室、エリア、駐車場、住所用途、予算を整理します。

  2. 比較条件を統一する

    月額、VAT、保証金、前家賃、共益費、家具、通信、内装、退去費用を同じ表へ入れます。

  3. 候補物件と必要書類を確認する

    空室だけでなく、法人契約、登記・VAT、貸主書類、利用制限を確認します。

  4. 内見する

    執務環境、動線、設備、通信、空調、警備、周辺環境を現地で確認します。

  5. 総額と契約条件を比較する

    初期費用、月額、契約期間、更新、解約、原状回復を含めて判断します。

  6. 契約・支払い・各種手続きを進める

    契約主体、署名権限、請求、住所変更、工事・通信の担当と期限を決めます。

  7. 入居前確認を完了する

    鍵、入館、設備、写真、原状、郵便、インターネット、請求先を確認して引き渡しを記録します。

よくある質問

バンコクのオフィス賃料はいくらですか?

BOIの典型費用例ではCBDの一般的なオフィスは700THB/㎡/月です。実際はエリア、ビル、面積、内装、契約条件で変わるため、現在の見積書で確認します。

賃料以外に何が必要ですか?

保証金、前家賃、共益費、電気、通信、家具、内装、VAT、退去・原状回復等を確認します。含まれる費用は契約ごとに異なります。

サービスオフィスと一般賃貸はどちらが安いですか?

人数、期間、必要設備で変わります。家具・受付等を含む席単価と、内装・保証金等が必要な㎡単価を、契約期間全体の総額で比較します。

オフィス住所で会社登記やVAT登録はできますか?

物件、契約内容、申請用途によります。会社名義と住所表記、貸主の承諾、契約または同意書、住所資料、所在地図、写真、会社名表示等へ対応できるかを契約前に確認してください。

海外窓口のオフィス手配はいくらですか?

手配サポートは10,000THB〜です。賃料、保証金、前家賃、物件実費、VAT、工事・通信等は分けてご案内します。

日本語ではどのように相談できますか?

通常は日本語のメール・チャットが中心です。契約、複雑な判断、打合せなど、必要な場面では日本人担当が参加します。

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候補探しの前に、比較条件を整理します

利用人数、希望エリア、開始時期、予算、住所用途を確認し、物件費用と手配サポート費用を分けてご案内します。

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一次情報・参考資料

本記事は一般的な情報整理を目的としています。賃料、空室、契約条件、住所利用、必要書類、手続きは物件、事業、当局運用等により変わります。契約前に最新の見積書、契約書、公式情報を案件別にご確認ください。

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