タイの90日レポート・リエントリー・TM30の違い|期限と届出者
Thailand Stay Compliance Guide
90日レポートは連続滞在中の住所報告、リエントリーパーミットは現在の滞在許可を維持して再入国するための手続き、TM30は外国人の宿泊・入居先の届出です。目的、届出者、期限が異なり、1つの手続きで他を代替できません。
制度・公式案内の最終確認:2026年7月26日
01 / Quick Comparison
90日レポート・リエントリー・TM30の違い
3制度は、同じ入国管理局が関係するため混同されやすい一方、手続きを始めるきっかけが異なります。まず「タイ国内に連続滞在する」「タイから出国する」「外国人が宿泊・入居する」のどれに当たるかを確認してください。
| 比較項目 | 90日レポート | リエントリーパーミット | TM30 |
|---|---|---|---|
| 目的 | タイ国内で90日を超えて連続滞在する外国人の住所報告 | 出国後も現在の滞在許可との関係を維持して再入国するための確認 | 外国人の宿泊・入居先を入管へ報告 |
| 主な届出者 | 外国人本人。代理人、書留郵便、オンラインの方法もある | 外国人本人 | 家主、世帯主、貸主、ホテル管理者等 |
| 主なきっかけ | タイ国内での連続滞在が90日を超える | タイから出国する予定がある | 外国人が宿泊・入居する |
| 様式 | TM.47 | TM.8 | TM.30 |
| 時期 | 次回報告期限から逆算。オンラインは期限前15日以内 | 出国前に現在の滞在期限と申請場所を確認 | 原則として到着から24時間以内 |
| オンライン | 対応あり。再入国後の利用条件や過去履歴を確認 | 管轄入管・申請場所の現行案内を確認 | 家主・施設側の登録アカウントから対応可能 |
| 代替関係 | リエントリーやTM30を代替しない | 90日レポートやTM30を代替しない | 90日レポートや滞在延長を代替しない |
横幅の狭い画面では、表を左右に動かして確認できます。期限・申請場所・必要書類は管轄と案件により確認してください。
02 / TM.47
90日レポートは連続滞在中の住所報告
一時滞在を許可された外国人がタイ国内に90日を超えて連続滞在する場合、90日ごとに住所を報告します。公式案内では、本人、代理人、書留郵便、オンラインの4方式が示されています。
現行のTM.47オンライン案内では、次回期限前15日以内に申請します。期限後の申請や不受理時は、管轄入管へ確認してください。
最新入国日から90日を数え直します。オンライン利用には、直近出国前の90日報告履歴など追加条件があります。
提出だけで完了とせず、審査状況、承認、次回期限、受領票の保存まで確認します。
90日レポートは住所報告であり、現在の滞在期限を延長する申請ではありません。
期限を数える前に確認すること
- パスポートの最新入国日
- 前回の90日報告承認日と受領票に記載された次回期限
- 期限前の出国・海外出張予定
- オンライン申請の承認状況と不受理メール
- 現在住所と管轄入管
オンラインの現行条件は、タイ入国管理局のTM.47オンライン公式ガイドで確認できます。
03 / Re-Entry Permit
リエントリーパーミットは出国前に確認
現在の滞在許可期間中に一時出国し、再入国後もその許可との関係を維持する必要がある場合に確認する手続きです。新しいビザや滞在延長そのものではありません。出国日、再入国予定日、現在の滞在期限を同じ時系列で確認します。
| 種類 | 用途 | 公式手数料 | 確認事項 |
|---|---|---|---|
| Single | 現在の許可期間中、1回の再入国に備える | 1,000THB | 使用回数、出国日、再入国予定、現在の滞在期限 |
| Multiple | 現在の許可期間中、複数回の再入国に備える | 3,800THB | 有効範囲、残存期間、今後の海外出張回数 |
上記は入国管理局のPublic Handbookに記載された手数料です。申請場所、必要書類、受付時間は申請前に確認してください。
代表的に確認する書類
- パスポートと対象ページの写し
- 記入済みのTM.8
- 直近6か月以内の4×6cm写真1枚
- 現在の滞在許可、入国記録、出国・再入国予定
04 / TM.30
TM30は外国人の宿泊・入居先の届出
入管法第38条に基づき、家主、世帯主、貸主、ホテル管理者等が、外国人の到着から原則24時間以内に宿泊・入居先を届け出ます。外国人本人が常に法定届出者という制度ではありません。
ホテル、サービスアパート、賃貸住宅、社宅など、宿泊形態に応じて家主・施設・管理会社・会社の担当を決めます。
住所、入居日、退去日、パスポート情報、氏名、国籍等をオンラインシステムへ登録します。
届出後は検索・確認画面から証明を出力し、本人と管理担当者が必要な範囲で保存します。
住所変更や再入国後の扱いは、住所提供者と管轄入管の最新運用を確認します。
制度とオンライン手続きは、タイ入国管理局のTM30オンライン公式ガイドで確認できます。
05 / Decision Flow
出国・再入国・転居時の確認フロー
- タイから出国するか出国しない場合は90日報告期限と住所を管理します。出国する場合は次へ進みます。
- 現在の滞在許可を維持する必要があるか必要がある場合は、出国前にリエントリーパーミットの要否・種類を確認します。
- 再入国日を記録したか最新入国日を90日報告の起算管理へ反映し、オンライン利用条件も確認します。
- 宿泊・入居先が変わるか家主・施設・管理会社等のTM30届出者と期限を確認します。
- 控えを保存したか承認メール、受領票、リエントリーの記録、TM30控えを担当者と共有します。
| 場面 | 90日レポート | リエントリー | TM30 |
|---|---|---|---|
| タイ国内で連続滞在 | 次回期限を管理 | 通常は出国予定時に検討 | 最新住所の届出状況を確認 |
| 一時帰国・海外出張 | 再入国日からの起算を記録 | 出国前に要否・種類を確認 | 再入国後の扱いを住所提供者・管轄入管へ確認 |
| タイ国内で転居 | 次回報告時の住所を確認 | 出国とは別の手続き | 新住所の届出者と期限を確認 |
| 滞在期限が近い | 滞在延長とは別に管理 | 現在の許可期間との関係を確認 | 届出だけで滞在期限は延長されない |
06 / Company Checklist
会社の管理担当者が持つ一覧
従業員本人、タイ法人、日本本社、家主・管理会社の担当を先に分け、期限と控えを同じ一覧で管理します。
- 氏名とパスポート番号
- 現在の滞在許可期限
- ワークパーミット期限
- 次回90日レポート期限
- 出国・再入国予定日
- リエントリーの種類と有効範囲
- 現在住所とTM30届出日
- TM30届出者と控えの保存場所
- 本人・会社・家主の担当分担
- 不受理・差戻し時の連絡先
パスポート番号や住所などの個人情報は、必要な担当者だけに共有し、保存期間とアクセス権を管理してください。
07 / Our Support
海外窓口で支援できる範囲
- 90日レポート、リエントリー、TM30の対象判定と時系列整理
- 本人・会社・家主等の担当分担と必要情報の整理
- Non-B、滞在延長、ワークパーミット更新との同時進行確認
- 期限、承認状況、控えの管理方法の整理
通常のご連絡は、日本語のメール・チャットが中心です。契約条件、複雑な判断、打合せ、対面対応など、必要な場面では日本人担当が参加します。
進出全体の準備項目はタイ進出準備チェックリスト、ビザ・就労許可の全体像はタイのビザ・ワークパーミット総合ガイドをご覧ください。
08 / FAQ
90日レポート・リエントリー・TM30のよくある質問
90日レポートとビザ更新は同じですか
異なります。90日レポートは連続滞在中の住所報告です。滞在許可の延長やビザ更新そのものではなく、届け出ても現在の滞在期限は延長されません。
一時帰国すると90日の数え方はどうなりますか
入国管理局のPublic Handbookでは、次回期限前に出国して再入国した場合、最新入国日から90日を数えると案内されています。再入国日を記録し、次回期限とオンライン利用条件を確認してください。
90日レポートはオンラインでいつ申請できますか
現行のTM.47オンライン公式ガイドでは、次回期限前15日以内に申請します。過去の報告履歴、再入国、入力情報、重複申請等により受理されない場合があるため、承認状況まで確認してください。
リエントリーパーミットは出国のたびに必要ですか
現在の滞在許可との関係を維持して再入国する必要があるか、SingleかMultipleかを出国前に確認します。Multipleでも現在の許可期間を超えて無期限に使えるという意味ではありません。
SingleとMultipleはどう選びますか
現在の滞在許可期間中の出国回数と残存期間で判断します。公式手数料はSingle 1,000THB、Multiple 3,800THBです。出国予定を一覧にして確認してください。
TM30は外国人本人と家主のどちらが届け出ますか
入管法第38条では、家主、世帯主、貸主、ホテル管理者等が主な届出者です。本人、会社、管理会社は、誰が届け出るかと控えの保存場所を確認してください。
ホテルから賃貸住宅へ移った場合は何を確認しますか
新住所、入居日、新しい住所提供者、TM30の届出者、管轄入管、控えを確認します。次回90日レポートに使う住所情報も合わせて更新してください。
期限を過ぎた場合はどう対応しますか
自己判断でオンライン申請を繰り返さず、管轄入管へ連絡して、本人対応、必要書類、遅延時の取扱いを確認してください。制度ごとに届出者と対応方法が異なります。
Primary Sources
公式情報の確認先
オンライン条件、必要書類、申請場所、運用は更新されることがあります。手続き前に現行の公式案内と管轄入管を確認してください。


